- #116 宝塚、石橋、伊丹。 / funai [961015(Tue) 23:32]
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＜＜アホか俺って。
ひさびさに競輪に行くとか言ってたのに、「開催日間違えてました」。
ああ、やれやれ...
１１時起床。メイルのチェック、返信。
下でチーズ、ハム、パンがないのでナゼか「レトルト赤飯」、んで紅茶。
ＢＢＳのスクリプトが入れ替わっている。一応動作テスト...よしよし、ＯＫ。
本日は１時過ぎに家を出る。晴れているので傘は持たない。
ＪＲで三ノ宮へ。須磨駅、小学校の遠足らしき小児の一団。
ツブが揃っているからチリメンジャコのように見える。
三ノ宮。ここで阪急に乗りかえて西宮北口へ。
西宮北口。それらしきおっさんドモの姿が見えないので「ありゃ〜？」と思いつつ
改札を出て阪急西宮スタジアムの方へ歩く。うー、人が全然いないぞお...
...あ、球場正面の道路沿いの新聞屋台が見えてきました。みんな閉まってますね。
ぎゃー。
てっきり「日月火」の開催だと思ってたのに、今週は「水木金」でやんした。
なんで確認しなかったのかね俺？うーん。バカ。
腹いせに駅前をうろうろして食い物屋を探したけど、よさそうなのがない。
しょうがないのでまた電車に乗って、トナリの門戸厄神へ。
門戸厄神。とりあえずその「門戸厄神」にお参りにいきます。てくてく。
何やら大学生風のワカモノがいっぱい向こうから歩いてくる。関西学院かね？
なんとなく見当を付けて歩いてる内に厄神さんに到着。コンクリ造りでつまらん。
とりあえずコウベを垂れて、いろいろ願を掛けたり掛けなかったり。
然る後、北へ向かいつつ食い物屋を探し求めるのであった。
んでトナリ駅の甲東園に到着。ここも大学生でいっぱい。
集合ビルの中のファーストキッチンでガーリックピザとアイスコーヒー。
食後またまた電車に乗り宝塚を目指す。
宝塚。阪急百貨店ができて以来ここで降りるのは初めて。
その阪急をうろうろしたあげく、喫茶店に入ってチーズケーキとコーヒー。
トゥーサンを読み返す。壁にもたれて半分眠りながら、来し方行く末を思う。
んでまたまたまた電車に乗り、今度は石橋を目指す。
車中。雨が降りはじめている。ドアのガラスに側頭部をくっつけて空を見上げる。
雲はどんどん雨をよこしてくる。極めて快適な寂しさ。
石橋。Ｖ７でドライカレーとコーヒー。読売新聞を熟読。
本屋とか覗いた後、バスが来ないので元の下宿の方へ歩く。
下宿の最寄りのバス停で伊丹行バスを待つ。
さっきからずっと考えごとをしているのに、頭の中でそれに答える声が聞こえない。
本当に俺のアタマの中ってカラッポになってしまったのじゃなあ。
よきかな、よきかな。
バスで伊丹へ。「力湯」がビルになって復活している。「トロン温泉力湯」だって。
思わず頭を下げて「うーっ」とウナる。カンベンしてくれい。
なんべん喫茶店に入ってるんだよ俺はと思いつつ「HIRO」に入ってしまう。
念願の「ハードタイプ」チーズケーキとコーヒー。美味し。
仮設駅まで歩いて、線路の反対側に来てしまって乗れないので次の駅までまた歩く。
東京で痛めた右足首の具合が怪しくなってきた。すこしビッコをひきつつ進む。
新伊丹から阪急で三ノ宮、三ノ宮からＪＲで帰宅。
本日聴いたＣＤ：
笠置シヅ子 "ブギの女王＝笠置シヅ子"
Terence Trent D'arby "Introducing The Hardline"
人間椅子 "桜の森の満開の下"（おたみさん用「おつきあい」。）
いや、３０キロなら「やれないことはない」てことだよモチロン。やらないぞ。
- #117 あー、ダルい。 / funai [961016(Wed) 23:18]
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＜＜うー、相変わらず不調。
１０時起床。チーズ、パンがないのでラビオリをユデて食う、あと紅茶。
どーも体の調子がよくない。クシャミ２回。風邪かな...
上にあがって風邪薬（ベンザエースカプレット）を飲む。
あわよくば今日こそ競輪行ってやろうと思ってたのじゃが、ちょっと無理か。
競輪場の淀んだ空気を想像するだけで疲れてきてしまう。ぐぐぐ。
結局、夕方になるまで寝たり起きたりでうつらうつらと過ごす。
なぜか今日は「古書店」が昼から流行っているので書き込みしたり、
なにやらサインペンをにぎってお絵描きしたり。ベースも弾いた。
夕方からＪＲで明石。
「みつぼし」が臨時休業しているので「こかく庵」で天ザルを食った。
食後、里美トンの随筆集を読む。カゼ薬も飲んだ。
FORUS...も休み、今日は。早々に「ぴっける」にこもる、コーヒー。
神戸新聞と里美トン随筆集を読んだ。
パン屋でパン買って、なんとなく仲ノ町を歩く。西の空にミカヅキ。
元の山陽の地上駅の跡地に仮設の商店街ができて、仲ノ町の並びにある店が
そちらに引っ越している。ということはこの一帯も取り壊しか...
歩きながら、さっき買ったフォッカチャ（だっけ？）を袋から出して食う。
アンパンも食う。まだあったかい。
ずるずると歩いて山陽人丸前駅、小銭が足らないので足を伸ばしてＪＲ朝霧。
朝霧でちょうど来た電車にのっかって帰ってくる。
帰ってくるなりまた寝て、やっとさっき起きたとこです......ダルい。
本日聴いたＣＤ：
Igor Stravinsky con. "Chamber Music&Historical Recordings"
あがた森魚 "２４時の惑星"
Pierre Boulez con. "Stravinsky:Petrouchka/Sacre..."
シバ "青い空の日"
町田町蔵 "駐車場のヨハネ"
My Bloody Valentine "Loveless"（いま封を切りました）
- #118 またしても落ち。 / funai [961018(Fri) 00:31]
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＜＜...ウツが伝染った、か？
..............ベース。
ベースギターを弾いておるときにですね。最初の数分は低音に対する音感が
ニブっていてチューニングもまともにできないような有様なんだけど、
しばらく弾き続けているうちに耳が低音に順応してくる。１時間ほど弾いてから
普通のＣＤとか聴いてみると、みんなレゲエみたいに低音バリバリに聞こえる。
クラシックなんかは、なぜか逆にペラペラな聞こえ方になってしまうのね。
....................。
以上、日記本文とは何の関係もないのじゃ。書いてるうちにナニか「寓意」っつーか
ジンセイに対する真摯な態度がアブリ出されてこないかなーと期待してたのだが、
全ッ然ダメですねこりは。ヤメじゃ、ヤメ。てめー、死んでるとコロスぞ。
１１時頃起床。夢を２つ見た。
Ａ）母にワタクシの無能さをさんざんなじられて脂汗を流している夢。
今日こっちに来るそーなので、そのせいだと思われる。
Ｂ）ナカマのサムライ２名と一緒に辻斬りをして遊んでいたら捕まってしまう。
３人一緒に縄でグルグル巻きに縛られておシラスへ引き出される途中、
被害者の肉親の農民の人々が我々にゲロを吐きかけるのでベトベトになる。
この時のためにノドに細工をして、自在にゲロを吐けるようにしたらしい。
キタネーなーと思って農民をニラむと、涙ぐんでいるので心底ウンザリ。
...この時点で一日の勝負は決まったも同然といえよう。
下に降りてチーズとパンと紅茶。テーブルの上の片付け、ウイスキーの残りを
流しに捨てたりゴミを拾い集めたり。んで、母が来るまでひたすら待つ。
とはいえ、ＢＢＳは静かだしメイルは来ないし書けないしなのでやることがない。
机にホオヅエをついて本棚を眺めたりして有意義に過ごすうちに、２時頃母が来る。
選挙の不在者投票の手続きに来た由。なんか階下でハタライておられるのじゃが、
俺は相変わらず呆然。
６時頃に母と家を出る。酒屋にビンを返したりとかしてからＪＲで神戸に。
神戸。ハーバーランドモザイクの「ろくだん」という山菜料理屋で
なにやら草をいろいろ食う。ウェイトレスがオーバーアクションでうざったい。
琴の「六段」もうざったい。ケージの爪の垢でものみなさいねキミ。
食いながら母と話す。俺と直接会った人はわかると思うんだけど、会話の話題が
何の前触れもなしに横滑りする、あれのルーツは母です、はい。ついてくのが大変。
父の具合、あいかわらずぱっとしないそうである。アカるい話が聞きたいなあ。
神戸駅構内のスタンドで１５０円のコーヒーを飲んで母と別れる。
俺はうろうろ歩いてヒットパレット、またコーヒー飲んで瞑目して考えにふける。
兵庫駅、ＣＤ屋の便所でヤンキーと「会話」、電車で帰宅。
本日聴いたＣＤ：
German Bach Soloists "Mozart:Violin Concertos Nos.3&4"
Michael Franks "Sleeping Gypsy"
The Police "Reggatta de Blanc"
The Beatles "Revolver"
The Beatles "Abbey Road"
Dire Straits "Dire Straits"
Various Bluesmen "The Blues of Texas,Arkansas&Louisiana"
Son House "Delta Blues 1941-1942"
- #119 競輪に行った。 / funai [961018(Fri) 22:49]
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＜＜なんか結構復活気味。
えー、俺はバクチがキライである。正確に言うと、「性に合わない」。
んがしかし、キライなことを「あえて」するのは結構好きなのね、これが。
そーゆーわけで数年ぶりに競輪行って来ました。...すまぬ。
１０時前に起床。ホントは今日は「鉄道の日キップ」を使い切るために
どっか遠出するつもりだったのじゃが、もともと起床時間の遅いところへ
なにやらごそごそメイル書きだの（そーだソコの画伯よ、君だ君）やってる内に
あっという間に昼近くになってしまう。なーんか天気も悪そーだし、
早々にアキラメて本日の目的を「競輪でオカネをもーける」ことに変更。
下でカレイの煮付（母が製作していった）と、パンと紅茶。無茶苦茶な献立。
んで昼過ぎに家を出た。
ＪＲで三ノ宮、阪急に乗り換えて西宮北口。
おー、今日はあからさまにソレらしいおっさんが駅周辺にうようよしてます。
徒歩３分ほどで西宮球場に到着。ここのグランドにコースを設置する訳です、はい。
入場券の自販（５０円、５０円玉を入れるとボタンもへったくれもなしに発券）で
券買ってどんどん中に入る。予想新聞の売り子のおばちゃん、予想屋のスタンド。
目つきの悪〜い（とゆーか、ほとんど殺気を発している）おっさんどもの群れ。
浮いてますワタクシ、一人浮きまくってます。ひ〜〜〜。
以前に来たときはそんなに気にならなかったんだけど、なんか視線が痛い...
平静を装いつつ、最寄りの車券窓口に接近、ディスプレイに映る倍率など眺める。
...えーと、４-２のウラオモテが１０倍切ってますね、これが本命ですか。
ちょーどその時「あと１分でシメキリ」の放送が入ったので、あわてて窓口に。
う、マークシートになったんだっけねそーいえば。エンピツもーらいっと。
んで２-４と４-２を５００円づつ、黙って窓口にマークシートと札を出す...
「にーちゃん、枠連？」「へ？なんスかそれ？」
あ、「車連」なんてのもできてたんですか、しーません知りませんでした。ゴメン。
場内に入って（内野席の辺りね）、階段を上がってベンチに座る。
フェンス際で絶叫しているおっさんがいますねー。まだ選手出てきてないんですけど。
...あ、出て来ました、白々しいファンファーレに乗ってスタート位置に移動します。
んであっけなくスタート。最初の位置取りが決まってよーやく「２番＝マクリ」を確認。
あ、はい、そーです選手名も何にも知らずに倍率だけ見て賭けてます。そんなもんです。
ゆらゆら周回する選手どもを目で追っているうちに、さっきのドナリオヤジと
目線が合ってしまった。マズい、目がそらせなくなっちゃった...
「ダァラッオンドレ、オノレ髪伸ばしてこんなトコ来んなボケエッッ！」
きゃー。モハヤおっさんどもの注目の的。ヤメテその刺すような視線...
思わず目線をそらしてサラリーマン風ニガ笑いで逃げる。ビビってます。マジで。
ひー、他に行くとこないんだよコイツは、大目に見てくれよう。
...あ、よーやくジャンです。３番が大外マクリをかけてきましたが...ハイ、不発。
あー来た来た来ました、２-４がマクってずいずいと。なんだコレ、もしかして勝つの？
あと半周。「ここで落ちたりするなよ〜」などと小市民な杞憂を胸にハラハラと見守る。
...あ、取った。
２-４だ。取っちゃいましたよ。なんじゃコリャ。
おっさんどもの手前シブい顔をしながら窓口のほうに戻って倍率放送を聞く。
７９０円。人の少ない外野席側に回りながら、払戻窓口を見つけて車券を出す。
１０００円が約１０分で３９５０円になりました、なんなんだかなあ。
売店でウーロン茶１６０円とアンパン１５０円を購入して、
外野席側のスタンドで食う。おっさんと目が合いそうになったらスカサズ黙礼。
...うー、それにしてもこんなしょーもない展開になるとは思わんかった。
競馬場で１００円馬券買ってるバカどもと何ら変わるところ無し。とほほh。
どこが情けないといって、「何気に」「本命で」「取ってしまった」とこが、実に。
周りの人々のライブ感（＝怨念）に比べると、もはや「老後のタノシミ」の世界。
そー、俺ここで写真取ったりしたんだよね昔、コワイモノ知らずとゆーか、いやはや。
で、（取ったくせして敗北感にマミれつつ）そのレースだけで早々に退却。
駅の方に戻って普通の若者を見て安心しているワタクシ、今日はとっても小市民。
駅近辺の喫茶店でコーヒー飲んだあと、阪急で三ノ宮に向かう。
例によって何となく一駅手前の春日道で下車、市場や商店街づたいに三ノ宮まで歩く。
さんちかの「とん兵衛」で一口カツ定食。
んでぶらぶら歩いて、ヴァージンで立花さん用のＣＤ購入。＜ん？この金はもしや？
ハイそーです、さっきの勝ち分です立花さん。「アブク銭」で買ってしまいました。
悪いコトをして稼いだお金ではないので見逃してください...あ、踏み潰さないで〜っ。
明治屋に入ったらコートドールがあったので買う。んで「古時計」でコーヒー、
神戸から８１系統で大橋５丁目、鷹取まで焼け跡を散歩して電車。
本日聴いたＣＤ：
Jah Wobble's Invaders of The Heart "Take Me to God"
My Bloody Valentine "Loveless"
Bob Dylan "MTV Unplugged"
DEVO "Oh No It's Devo/Freedom of Choice"（２in１。血も涙もないぞVirgin...）
お、今日買った「ビッグコミックオリジナル」の占い、良いこと書いてあるじゃん。
ここんとこの不調は前の号の占いが悪かったせいだな、ふははは。
- #120 RealAudio初体験。 / funai [961019(Sat) 22:38]
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＜＜「いんたーねっと」って、オモシロイねい。
プログラミングとかやってる割には目新しいガジェットに対して冷淡。
とゆーか、無知なところには徹底して無知。＜今だに画像をメイルで送れません
そんなオイラも、今日はちょっと新しい分野にクビを突っ込んでみたとゆー...
１０時頃に起床。また派手な夢を見ていたよーだが、アクムではなかった模様。
食い物の買い置きが無いのでハムと紅茶のみの朝食。あ、コートドールも食った。
なんとなく気持ちが高揚している。何か作りたいな、どーしよーか？
「Big_Note」のアニメGIFは（イマイチだけど）とりあえず出来ちゃったし...
うむ、懸案だった「俺の作ったものボード」を設置しようそーしよう。
お絵描きとかは整理が大変だから、とりあえず音ものだな、うむ。
とゆーても実際に録音したデータのアップ方法はトント皆目わからないので、
MIDIデータあたりで手を打つことにした。
Raw Data形式で試しにアップして、ブラウザからダウンして再生してみる。
...うん、ちゃんと正常にダウンできる、よしよし。
でも外部音源の音よりQuickTimeムービーの音の方が安っぽくて好きなので、
そっちのデータもアップを試みる...むー、なかなかうまくいかない。
結局BinHex形式でアップしたけど、これでいいのかどうかあんまり自信無し。
ま、よしよし。あとはHTMLを書かなきゃね。
以前アサイマンにデータをあげた時に書いたドキュメントがあったので、
これをHTML化することにした。貼りつける画像も、以前ドージンシで使ったのを
サイズとか変更して流用...うん、なかなかヒドイ。いい感じだ。
あとテキストと背景の色、なるたけ悪趣味な配色を目指して試行錯誤。
なんとなく「る」にリンクを張ってみたりとか、無意味なblinkとかも入れる。
む、でけた。アップして結果を確認。うむうむ。
...またやることがなくなったので出かけようかと思う。
その前にちょっと日記でも読むかと思って赤尾さんちへ。
で、そこからリンクをたどって「MetaBaboo」に初めて行ってみた。
はー、他のエンジンの出力から更新情報を拾っちゃうわけね、オモシロイなココ。
...む、「Cookieを使った設定」？Cookieって何？とりあえず解説を読む。
うわー、こんな機能があったのかっ。全然知らなんだぞオイラ。
あちこち飛んで解説ページを読む。うわー、これは使えますよ、面白い面白い。
ウチのＢＢＳとかのユーザー情報管理もすごく簡単になるじゃないスか。
早速、スクリプトへの組み込みかたをいろいろと考え始める。
ゲストで一回書き込みすればそれで同時にユーザー登録も出来てしまうし、
知らんうちにゲストで入ってたとかＵＲＬ中にＩＤが入ってるの忘れて公表して
外部にＩＤが漏れてしまったとかいうこともなくなるぞ。
ただ問題は今のやり方との共存だな、むむむむむむ...
考えつつ外出。なんとなく山陽電車で明石へ。
しゃべり散らすオバハンなど見ると無性にハラが立つのは、健康の証拠なり。
FORUSのジュンク堂で「インターネットマガジン」を買う。
コンピューター雑誌ってキライだから読まないのじゃが、Cookieの記事があるのと
RealAudioの２.０がＣＤに入ってるのとでとりあえず購入。うー、しかし重い。
「みつぼし」、ビールと和定食。待ってる間にCookieの記事を読んだが、
概説的な話しか載ってなくてガッカリ。危険なのはわかったから、使い方を書け。
アルコールが回ってだんだん狂暴な気分になってくる。ぐびぐびもぐもぐ。
うー、こうしてはおられん、家帰って早くテストスクリプト組みたい...
でも「ぴっける」には入るのね、はい。コーヒーを飲んでスバヤク退散。雨。
街頭でどっかのクズがメガフォンで叫んでおる。呪いをかけたからスグ死ぬはず。
名前を連呼したら投票してもらえるなんて本気で思ってんのかサナダムシめ。
パンをどっさり買って帰宅して（まだ７時前）、さらにCookieの情報を集める。
んで、合間にRealAudioをインストール。これも前から興味はあったんだけどねえ。
...さて、どっかにデータを拾いに行こっと...お、あったあった。ぽちっ。
おおっ、スゲエ〜。１４.４Ｋのモデム通って出てきたにしては上々の音質ですよ。
よし、これで生音のデータ作ろっと。むはははは覚悟しやがれ。
...あ、待てよサーバーは対応してるんだっけか、これ書き終わったら調べないと...
本日聴いたＣＤ：
Bob Dylan "MTV Unplugged"
My Bloody Valentine "Loveless"
Pulp "Different Class"
Aleck Karis p. "Stravinsky:Piano Music"
Sonic Youth "Dirty"
King Crimson "In The Court of The Crimson King"
Public Image Limited "Compact Disc"
そー、明日は倉敷行くぜ多分。投票も行くぜ。
- #121 投票、倉敷、岡山。 / funai [961021(Mon) 00:40]
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＜＜むひひひひ、マンゾク。
（大変どーしよーもないマクラを思い付いていたのだが、あんまりなので削除。）
１０時に起床。
パンとジャスミン茶。うー、ジャスミン茶まで切れてしまった...
ばたばたと支度をして、それでも結局家を出たのは１１時過ぎ。快晴也。
とりあえず投票所のシオヤ小学校に寄る。ウチとコンビニとの間にあるので
そんなに遠回りにはならない。体育館に入ってそそくさと投票して出てくる。
ＪＲに乗る。とりあえず終着の西明石まで行って、さらに西行きの電車を待つ。
次に乗った新快速で姫路、もっぺん乗り換えて上郡、ここで半時間ほどの待ち。
駅前のスーパーとか入って食い物を物色するが、あきらめて駅に戻って読書。
本日のお供はブコウスキーの「詩人と女たち」。カバー裏に、俺も詩を書く。
次の電車に乗って、後は乗り換えなし。車窓の風景、山の形が楽しい。
車内放送によると倉敷着が３時前、尾道着は４時前。むー、倉敷までだね。
倉敷。以前読んだ椎名誠のエッセイでケチョンケチョンにケナされていたんで、
まーそんなに大したものではないのだろーと思いつつ駅を出た。
駅前の道路標識を見て地理をツカむ...ふーん、この「美観地区」ってのが
シラカべの土蔵造りがどーこーしてるとこだな。
なるほどそっち方面への道にはそれらしき観光女がいっぱいいるいる...
とりあえず迂回して反対側に行こっと。
あー、何にもないけどいい町だねどーも。なんかマツリでもやってるのか、
白装束の人々をたくさん見掛ける。フィリピーナのオネーサンも見掛ける。
山陽地方ってのはどーいう訳か俺ヒジョーに好きで、日差しに照らされ過ぎて
色が抜けてしまったよーな街並を見ているとシミジミと喜ばしくなるのね。
なんとゆーか、全体におーざっぱでさ。両手ダラリ状態。
とはいえまーイチオーその核心部のナニも見ておこうかと思ってじわじわと接近。
用水路そばの道路とか地味な商店街とか経由して、ついに「美観地区」に入った。
...むー、京都の映画村みたい。すごい人出してるし、ちょっと通ってから逃げよう。
修学旅行生だのフヤけ顔の男女の皆さんなどに混ざって歩いてて、ソバ屋を発見。
「薮」なので試しにと思って入ってみた。天ザル１２００円、意外に安め...
で、けっこうウマかった。意外。テンプラは作り置きだったけどさ。
心象をやや良化させつつ店を出て、さらに歩いてみる。
倉敷紡績の工場跡、タダで散策できるそーなので入る。レンガ造りのいい建物群。
売店でコーラ買って飲んだり、用水路の鯉やメダカを眺めたり。
反対側まで抜けてしまうと、あとは観光コース通りに歩くしかなさそうな状況。
でも逸れる。意地でも逸れる。
んで小高い山（鶴形山とかなんとかいった）の回りをぐるっと歩いて、反対側から
山頂を通ってもとの道に戻る。この辺もシラカベの家並。きっとシラカベなんか
道一筋分くらいしかないんだろーと思ってたけど、結構広い範囲に分布しているな。
...お、ジャズ喫茶だ。入るべ。
「アベニュー」というジャズ喫茶でコーヒー。３５０円、これまた安し。
ジャズ喫茶とか名乗ってる割に店内は広々していて、何だか農家の土間にいるよう。
テーブルとテーブルの間が空いていてサミシイようなサッパリしてるような。
うーん、これはいいぞ。コーヒーマズいけど、許す。ジャズ喫茶だし。
さらに心象を良くしつつ、長い商店街を駅の方へ歩く。
京都でいうと新京極にあたる感じか？いや、むしろ寺町か...なかなかいい商店街也。
スーパーに入って小便をしたり、喫茶店の中を覗き込んで居心地を検分したり。
なかなかフトコロの深い街と見たねオイラ。
駅近辺まで出てなおもウロついていたら、小ジャレたＣＤ屋をば発見。
こっこがなんとゆーか、実によかった。置いてるものの傾向がモノスゴク片寄ってて、
しかも俺の好みにバッチリ。５〜６坪しかない店内に、あがた森魚とライダーズだけで
５０枚近く置いてあったり三上寛も５枚くらいあったりザッパの邦盤も全部あったり。
XTCなんかもデイブ＝グレゴリーがセッション参加してるＣＤとか狙って置いてある。
これは何か買わねばなるまいと思って、PotisheadとP.J.Harveyをゲット。ニコニコ。
いい、いーぞ倉敷。うっき〜、コロスッ。＜ヨロコビの表現。
...駅まで戻ってしまったので電車に乗って岡山まで戻る。日の落ちる直前。
あ、あの建設中のユーエンチが「チボリうんたら」か、でもそんなのどーでもいーや。
岡山の市内をうろうろ歩いて時間を潰しつつメシ屋を探すが、いいのがない。
でも、ここの商店街も好きなんだよねー。市電のある街ってやっぱいいよなー。
とか言ってる内に、何も食わずに駅に戻って来てしまった。うーん。
OPAに入って、楽器屋でオヤユビピアノを弾きまくったり（元町で一つ買うつもり）
タワレコでスライダーズ見つけて買ったり。メシ屋の方はどーにもいいのがないので
結局駅地下のいーかげんな喫茶店でカツカレー食って済ます。
８時２２分発姫路行の列車に乗り、帰途に付くワタクシであった。
で、２時間後にはもう明石に着いてまして、帰宅は１１時。いや、速い速いＪＲ。
...うーん、しかし良かったなあ倉敷。住んでもいいな、うん。神戸にも割と近いし。
本日聴いたＣＤ：
Quartetto Italiano "Debussy:Chamber Music"
ストリートスライダーズ "Screw Driver"
Potishead "Dummy"
- #122 またナマケてます。 / funai [961021(Mon) 23:26]
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＜＜はー、色々やることあるのになー。
昼の１時に起床。「後頭部の髪の毛が全部マッシロになって、髪を下ろすと
ジョニー＝ウィンターみたいに見えてしまう」とゆー悪夢を見た。
ハム、パン、またしても買ってしまったティーバッグの紅茶。
ＢＢＳとか覗いてから便所とフロに入る。上がってから（もはや夕方）、
たみおさんち用スクリプトのデバグ。３分ほどで終了してメイルで送る。
ついでに他人様の日記を読んだりサーチエンジンを見つけて登録してみたり。
組みたいスクリプトもあるのだが、とりあえず５時過ぎに家を出た。メイル１通。
ＪＲで元町。うっかりハックルベリに寄ってしまった後、＜また何か買ったな...
サントマトでアツアゲ田楽セットを食う。相変わらず男は俺一人也。もう慣れた。
食後ブコウスキーを読む。
国際楽器の店先でウクレレを弾き狂ってから、東に歩いてシンシン堂。あ。休み。
しょうがないので戻る。どんどん、どんどん戻る。
ヒットパレット。ビールとヤキトリ。ブコウスキーをどんどん読む。
非常に救いの無い小説であるが、絶望もない。どうにかなんとかなるだろう。
兵庫駅まで歩いて電車。ムラクモの半月。
本日聴いたＣＤ：
ストリートスライダーズ "Screw Driver"（オレンジジュース、ないぞ）
P.J.Harvey "C'Mon Billy"（うー、やっぱ好きだなあ）
Portishead "Dummy"
U2 "Zooropa"
King Crimson "Starless And Bible Black"
レピッシュ "からくりハウス"
うん？ずいぶん短いな。ま、イソガしいからね今日はワリと。
今日中にメイルしますぜ＞たみおさん。
- #123 元町、平野。バテ気味。 / funai [961022(Tue) 23:30]
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＜＜また歩き過ぎてしまった。うー...
１０時起床。最近にしては早起きの部類か。
大昔の友人の弾くギターに合わせてBauhausの「Slice of Life」を歌う夢を見た。
一度ネットにつないだあと、下におりてパンと紅茶とピスタチオ。
便所とか入ってから、また上に戻ってスクリプトを書き始める。
今日は「AFBBS」にuuencodeデータのデコード＆保存機能を付けてみた。
投稿フォームの中にuuencodeされたバイナリデータをコピーしてSubmitすると、
スクリプトが自動的にその部分をデコードしてバイナリに戻し（他はそのまま）、
独立したファイルとしてＢＢＳのあるサーバー内に保存してリンクを張るわけ。
これはＯＢのアラカハ大先生に教えてもらったやり方で、スクリプトも実は
アラカハさんにもらった奴をほとんどそのまま組み込むだけなのである。
うーん、アラカハさんの書いたスクリプトって読みやすいなあ。
ま、「共同作業するプログラマなら当然」とか言われそうなんだけど。
よしよし、もう終わったぞ。テストテスト。
...うー、ダメか。俺が悪いのね。
結局２時頃までかかってようやく原因を突き止める。やはりポカミスだった。
これだと自分のディレクトリ持ってなくてもデータのアップが出来るので、
画像を扱うところとかだとけっこう面白いだろーと思われます。
俺んちにはでも組み込まないつもり、何アップされるかわかったもんじゃないし。
３時頃に家を出る。おー、スクリプト組み終えたあとのスガスガしさよ...
ＪＲで元町。今日は高架下にオヤユビピアノを探しに行きます。
反対側の東口から降りちゃったので、西口側の高架下入口までちょっと歩く。
丸玉が開いてたら久しぶりに入ろうかと思ってたのじゃが、休み。腹減ったなあ。
高架下。一丁目辺りは服屋ばっかりになってしまって面白くない。
二丁目の端にあるお目当ての中古楽器屋...ううう、ユビワなんか売るなっ。
ギターとかシタールとか、高目の楽器だけの店になってしまっている。ダメじゃ。
高架下を抜けて元町商店街の方を東へ戻っていく。
歩きながら本日の食事について検討を巡らす。候補としては、
１）みゆきの夫婦ソバ（近いので早くありつけるが、ちょっと物足りない）
２）つるてんのカモナンバ（利点／欠点とも上に同じ）
３）スーパドライのミックスピザとサラダ（やや遠い＆高い）
４）ダイエー地下中華屋のヤサイイタメ定食（とにかく遠い）
５）正家のカツ丼（かなり遠いが、トンカツには引かれるものがある）
６）別館牡丹園のヤキソバ（これも遠いが、ヤキソバにも引かれるものがある）
大体こんなところであろうか。歩きながら考えてるうちに１）２）は通過、
昨日の浪費を考えて３）はパス。と、ここまで来て空腹が限界に達したので
５）か６）かどちらかとゆーことになったが、結局より近い５）に決定。
正家でカツ丼とソバのセット。セットにするとウツワがドンブリではなく
プラスチックのジュウバコのようなものになってしまい、冷めやすく食いにくい。
食後、地上へ出てボントンに向かう。コーヒー、美味し。神戸一であろう。
そーいえば前回はヤンキーに心悩まされたんだっけか、今日は平穏無事。
星電社でウワサの「WIRED」のコラムを読む...つまらん。
オーディオ機器の階でマイクロカセットレコーダーを物色。もう１台ほしい。
シンシン堂とか覗いてから、生田筋を上ってコウベグロサリーへ。
黒パン、チーズ、あと紅茶、「４５０gで５００円」とかゆートリ肉みたいなのが
あったんで試しに買ってみた。ミントドロップも買う。
気分が高揚しているのだが、家に帰るまではもたないだろう。
どこで絶頂を迎えるか考えつつ山沿いに歩いて、天文台の所から平野方面へ。
平野交差点の一筋南側に出てさらに西へ、新開地から８２系統のバス。
車中で考えごとをしていたら、本庄町で降りるのが俺一人だったので
バスをしばし止めてしまった。すまぬ乗客。ＪＲ鷹取から電車で帰宅。
本日聴いたＣＤ：
R.E.M. "New Adventures in Hi-Fi"
Beck "Mellow Gold"
カーネーション "ビューティフル＝デイ"
Billy Childish & The Blackhands "The Original Chatam Jack"
Frank Zappa "You Are What You Is"
My Bloody Valentine "Loveless"（とんからかんかとーんからかんか..）
...うわー、疲れが一気に来た。胃が痛いよう、キモチ悪いよう。
- #124 三ノ宮から鷹取。 / funai [961023(Wed) 22:50]
-
＜＜はー、全く。＜？
１１時前に起床。ちょっとネットにつなぐと、メイルが十何通も。なんで。
下でパン、チーズ、紅茶。昨日買った４５０g袋、怖くてまだ開けてない。
再び接続して、uudecodeルーチンのデバグをしつつメイルをいくつも書く。
フリーウェアに関する質問の返事とか。かりめろとか生徒とかにも出す。
で、スクリプトが通ったのでアップして実験してみたり、本番で設置する予定の
大工さんちのＢＢＳに連絡の書き込みしたりとかしてから家を出た。
ＪＲで三ノ宮。サンパルのジュンク堂へ行ってみた。
お〜、ティールームが復活してるぞ、うれしいうれしい。震災のドサクサで
店舗スペースになってしまってたのじゃが、いよいよ再改装＆再開店するらしい。
美術書が４階の方に移動したので、エスカレーターで上がって見に行ってみる。
増えた棚の間の通路、まだ照明が取り付けてなくて頼りないフットライトのみ。
なんだかカッコ良いからこの辺で改装止めればいいのになあ。万引き増えるかな？
夜行（やぎょう）の２０号とかあったので読む。むー、伊藤重夫が描いてない...
歩道橋を渡ってから、地下に下りてOPAの別館牡丹園に。
ヤキソバとタキコミゴハンのセット。タキコミとゆーか、チマキの中味みたいな
半ばモチ米の入ったメシであった。ちょっと食い足りない。
シンシン堂でトゥーサンの「ためらい」とかタチの「僕の伯父さん」の小説版とか
立ち読みする。うー、欲しいけど今日はガマン。なにやら買うものがあるのだ。
で、その買い物をMr.Jacketのあとの中古屋で済ます。
さっきからいろいろ書き留めたいことが思い浮かんでいるので喫茶店に入りたい。
のだが、悩んでいるうちにチャンスを逸してしまい、頼みの綱の「はた」も休み、
神戸駅が見えてきたところで観念して、ヒットパレットまで歩く。
コーヒー。...君、注文を聞き直してから爆笑するのはやめなさい、意味不明です。
とりあえずどっかでもらったチラシの裏にいろいろメモをして脳を楽にする。
週末にまた「時間限定ボード」を設置する予定なんで、よろしく。
メモが終わった後は、ブコウスキーをひたすら読む。時々ラクガキもする。
...なにやらムズムズしてきた。うー、家帰って「soon」のリフ弾いて遊びたい。
兵庫駅、通過。製粉工場のサイロの裏から高架を潜って海側に出て暗闇を西へ。
大橋で体育館サイズのビルの取り壊し現場を見学。月夜のパワーショベル２機。
大橋５丁目の「珍丼亭」で牛丼並。まだ８時。鷹取まで歩いてから、電車。
本日聴いたＣＤ：
Pierre Boulez con. "Ravel:The Orchestral Works"
Hayden "Everything I Long for"
レピッシュ "make"
レピッシュ "からくりハウス"
ムーンライダーズ "Don't Trust Over Thirty"
Portishead "Dummy"
- #125 不条理について考える。 / funai [961025(Fri) 00:30]
-
＜＜俺、何か悪いことでもしたのか？...
昼前に起床。ややコッパズカしい夢を見た（すけべな夢ではないぞよ）。
メイル読んだ後、下でチーズ、ハム、黒パンの黄金トリオ＆紅茶。
んで便所とかフロとか。
uudecodeのスクリプト、大工さんちでしつこく実験を繰り返す。
パスの問題だと思い込んで時間を空費したが、大分たってからやっと
「もしかしてmeshでは新規ファイルの作成が禁止されているのでは？」
とゆーことに気付いた。ダミーの同名ファイルに６６６のパーミションを切ってから
encodeされたデータをアップしてみると、やっぱりちゃんと通る。ありゃりゃ。
...なーんだ、俺のせいではなかったわけだ。処置無しです、ご愁傷様。
で、なにやら大昔のマンガ原稿など引っぱり出してスキャンを始める。
久しぶりにＣＧＩもJavaScriptも出てこないシンプルなＨＴＭＬ書きもした。
色味とかビミョーに凝ってみたいのじゃが、いかんせんセンスレスなので途中放棄。
けっこうデカいデータになったので、密かにアップされていた他人様のＣＧを
これまた密かに消去して空きを作った。
...うー、もう８時か。メシメシ。
ＪＲで垂水。国道沿いの「CASA」に向かう。
入口にたくさん人が待っていたのだが、カウンターは全席空いてるから
俺一人なら座れるだろうと思ってウェイトレスが来るのを待つ。
待つ。
...待つ。
さっきから何度も目を合わせているのだが、どいつもこいつも忙しそうに
目線を反らして通り過ぎていく。もう出ようかと思ったけど、シャクにさわる話だ。
立ち詰めで足がダルくなってきたので、軸足を入れ替えて目を閉じる。まだ来ない。
さっき俺の横を通って出勤してきたウェイトレスが、制服に着替えて出て来た。
俺がまだそこに立ってるのを見つけて、少しびっくりした様子をしてから
「...何人様でしょうか？」
とマニュアルトーク。口の中が乾いているので、黙ったまま指を立てて見せる。
「それでは、そちらのソファでお待ち下さい」
ここまでで１５分。
ソファで瞑目してひたすら待つ。隣に幸せそうで可愛い大学生風の男が
３人ばかり来て、海外旅行の話を始める。一度でも傷付いたことあるのだろうか？
「...遅いなあ」「俺、こんなに待たされたん初めてや」
そーだな、うんうん。
さらに１０分ほどたってから、さっきのウェイトレスが
「禁煙席の３人様はどちらでしょうか〜？」とやって来た。
禁煙席は俺だが、俺は３人ではない。隣の学生どもは喫煙席だ...奥に聞きに行った。
...どうやら俺だったらしい。さっきから目の前で空き続けていたカウンター席に。
別のウェイトレスが来たので注文を済ます。
「ペッパーステーキ、和風セット、コーヒー」「はい」
...戻って来た。
「あの〜、セット、ですか？」「ペッパーステーキ、和風セット、コーヒー」
...また戻って来た。
いや、ホントの話。また戻って来た。
「あ、和風セットですよね。お飲み物は？」「...コ、ー、ヒ、ー。」
ブコウスキーの分厚い文庫本を読み出す。食い物が来るまでに読み終われそうだ。
...あー、来ましたね。店に入ってからたっぷり半時間か、悪くない。
目の前に置かれたペッパーステーキとメシのドンブリとミソシルのワンを眺め、
フォークとナイフはあってもワリバシがないことを発見してしまう。
ヒットパレットやみつぼしや、ダイエー地下の中華屋が恋しくなった。
豊橋や大垣や吉祥寺や池袋や静岡や倉敷も恋しくなった。
「あのさ、」「はい？」「...よかったら、ハシ持って来てもらえない？」
食っている間中、すぐ側の厨房の中でウェイトレスどもの笑い声が聞こえた。
前を通り過ぎる時にカトラリーの籠の中に油まみれのフォークとナイフを
放り込んでみたが、反応はなかった。ナニカをこらえている無表情であった。
さっきまでレジにいたウェイトレスが、いつの間にか男の従業員に替っている。
「ありがとうございました、またお越しください」、俺には言わなかった。
正直な奴め。
ドアを開けて出た途端に従業員の笑い声が聞こえたが、俺には何故だか解らない。
たまにはこういうのもいいと思う。ファイトが湧いてくる。
塩屋までいろいろ考えながら歩いた。
親切なら全人類に行き渡るが、愛では絶対量が足り無さすぎる...
本日聴いたＣＤ：
Kuijken,Kohnel "J.S.Bach:Musical Offering"
ストリートスライダーズ "Screw Driver"
カーネーション "ビューティフル＝デイ"
福岡ユタカ "Ur Words"
あんなのでＯＫかな画伯〜？ 楽しんでくれればいいのじゃが...
- #126 好調。 / funai [961025(Fri) 23:15]
-
＜＜なんかあった翌日は好調らしいな。
帰りがけに酒屋さんでエビスビールの６本パック買って来ました、うははは。
夏の間は体調崩すからガマンしてたけど、もうこーなりゃ飲み放題だぜ。
１１時頃起床。昨日はなんだかんだで４時過ぎまで起きてたからちょっと寝不足。
黒パン、チーズ、ハム、紅茶、若ビートルズのやたらイノセントなラブソングども。
んー、なにやら素直にシヤワセ也。気分いい。
さて、今日もＨＴＭＬを書くか...と思ってたのに、なぜかカットアップを開始。
なにやら変なものが出来たのでウレシイ...あー、なんかえれえハイだね、オイラ。
下におりて休憩するついでにゴミを片寄せておく。今晩また兄らが来るそうな。
...で、やるつもりだったことには全然手を付けないまま昼寝してしまう。
ノルアドレナリンの放出し過ぎで疲れた模様。で、起きたらもう５時過ぎ。
ＪＲで三ノ宮、さんちかの「とん兵衛」でミゾレカツ定食。
あー、店員がちゃんと反応してくれるっていいなあ、すぐメシが出て来るしさ。
食いながら店員が話してるのを何となく聞いている。厨房のアンちゃんは
ドラマーの人らしく、ハイハットの位置が右と左でどう違うかとか、そんな話。
シンシン堂で村上龍とか立ち読み、それから西へ進む。
ヴァージンでPortishead探したけど、どのジャンルの棚を見たらいいのか
良く分からなかった。ダンスものでないとしたら「テクノ」なのだろうか、
それにしてもテクノ系は貧弱だねヴァージン。
ハックルベリ。買うまい買うまいと思っているのに、結局買う。
本日のエモノはPavementの「Wasting」、９００円也。うーむ。
７時を過ぎて、もう大概の店は閉まっている。
どんどん歩いて、まーたーしーてーもーヒットパレット、コーヒー。
ふーん、ここでジェーン＝バーキンの映画やるのかあ。見よっかな。
ブコウスキーを熱心に読む。ラクガキもする。ラクガキ用にぶっといサインペンが
あると便利だな、今度ナガサワに買いに行こう。ボールペンは繊細すぎる。
表の道路に不穏な人々多数、理由は不明。もう一杯コーヒー飲んでから出た。
ＪＲ兵庫まで歩く。相変わらず気分は良い。月は雲の向こうである。
電車で帰宅。暖房が入っていて汗まみれになった。「弱暖車」設置を強く望む。
本日聴いたＣＤ：
The Beatles "Hey Jude"
The Beatles "Live at The BBC"
福岡ユタカ "Ur Words"
Frank Zappa "Cruising with Ruben&the Jets"
The Monkees "Super Selection"（１０００円ＣＤ也）
...あ〜〜っ、ビールまだるっこしーぞ、ケッ。
- #127 うんざり。 / funai [961026(Sat) 20:20]
-
＜＜すまん、今日は内容が不愉快だ。
いつまで保護者面してんだよ腐れちんぽ。
かわちゃんダシにしなきゃ俺に直にイチャモンつける勇気もねえようなケツアナ野郎が
テメエの妄想をエッラソーに他人に押し付けるんじゃねーよ、何様のつもりだコラ。
...んん？それともひょっとして嫉妬してらっしゃるのかしら〜？
ぎゃははははははh。
気に入らねえんなら読みにくんな、登録削除してやるよ感謝しな。
これ以降テメエは死んだものとして扱う。勝手に「分析」して嘆いてカイて、死ね。
ホラホラ、出てけよバイバイ。
...はー、やれやれ。ちょっとオゲレツだったかしら？すまぬ皆様。
朝方に兄がごそごそやってる気配で目が覚めた。しばらくうつらうつらしてから、
結局あきらめて起き出す。１０時過ぎ。イヤな夢を見てしまった...
メイルのチェック。なぜか兄から来ていた。いま三ノ宮だって、ふーん。
下でチーズとパンと紅茶。ゆうべ例の４５０g袋の紅茶を開けたのじゃが、マズい。
スクリプトの試作とか日記巡りとかしてうだうだと過ごす。
あと、昨日もらったマイクロカセットレコーダーを回して遊んだ。
カウンタと外部マイク端子がついてるし、作りが頑丈で操作感もいい。カンシャ。
たみおさんちのゲストブックを読んだのは削除の直前。心底うんざりした。
お互いもう二度と相手に口出ししないと決めたのに、そんなことさえ守れないのか？
俺は何の為にヒドイ思いをしたんだよ？黙れ、黙れ、黙れ、黙れ。
クミトリ便所の跳ねグソを尻一面に浴びたような気分。
ＨＴＭＬ書きとかするつもりだったんだけど、やる気が失せてしまった...
どうしようもないので、まだ早いけど出かける。３時半。
ＪＲで明石。「みつぼし」はまだ準備中、「たぬき」は満席。「こかく庵」へ回る。
ふらふら歩きながら、俺のページを閉じる場合のことをいろいろ考えた。
こかく庵で天ザル。早い時間なのにここもかなり混んでいた。
「ぴっける」でコーヒ。さっきFORUSのジュンク堂で買ったいしいひさいちを読む。
店を出てもまだ外が少し明るい。
パン屋（「グロッケントルム」でした＜私信）でパン買って電車で帰宅。
帰宅するなりこれを書き始めて、書いているうちにやっと平静になってきたとこ。
本日聴いたＣＤ：
Joni Mitchel "Miles of Aisles"
Lee Dorsey "Great Googa Mooga"
G.Love&Special Sauce "Coast to Coast Motel"
レピッシュ "Make"
あー、か、わ、ちゃん。キミキミ。俺の日記の投票数はだね、
あ）俺がフコウな目に合っている日
い）日記本文が短くて、戻ってボタンを押すのが楽な日
には自動的に増加するんだぜ、ふふん。＜結局読まれてないとゆーことかもしや。
- #128 脱力気味？ / funai [961027(Sun) 23:23]
-
（起床＝１０時半）
育児教室に出席する夢を見た。
小学校の理科室のような薄暗い部屋の
黒いテーブルの上に便のついたオムツが並んでいて
生徒たちはそれを一人ひとつづつポリ袋に入れて
次の講義の行われる教室に向かった
私に残されたのは「ドラム＝マガジン」だった
ヴィニ＝カリウタのインタヴユー記事の中央部に
浸み込んだ液体に手を触れないよう注意しながら
私は雑誌をそっと畳んだ（ポリ袋に入らない）
それから君を抱く夢を見た
胸から上腕部にかけて満たされない感覚が残った
目覚めてからベッドの上で半迦座を組み
フトンの上に頭をついて考えた
時々私は
私が死んでも誰も気付かないのではないかと思う。
（歯磨と洗顔の後、髪をとかしながら）
失速しているのは他人を軽蔑するチャンスが減っているせいだ。
（部屋に放り出してあるジーンズを履く）
ひとつの事が起きて、
そこに内在する原因があることを確信する。
...不健康の確かな兆候。
（大阪の家から電話。４時に弁天町で待ち合わせした）
忘れていた。もう行かなくてはならない。
（過剰な親切...）
ＪＲに乗って大阪に向かっている
（...いま私はカッコの内と外を故意に間違えた。
誰かこんなことを気にするだろうか？私はしない。）
（前段の文章は塩屋駅までの途上に思いついた。
ＪＲの車中でボールペンをとりだしてメモし、
いま家に帰ってキーボードから入力している。
当り前の事だが、意味はどんどん希薄になる。）
（メモを書きつけたフリーペーパーをカバンにしまいつつ、）
メモ用紙とボールペンがある限り俺は不滅だ。
もうひとつ、「原因」と「結果」に対する感想。
たいていの場合、偶然二つのことが同時に起きたに過ぎない。
（ＪＲ大阪。２０分ほど余裕があるので阪急の方へ歩く）
タイピンマイクを買わねばならない、コンタクトマイクならなお良い。
兄にもらったマイクロカセットレコーダーには外部マイク端子がある。
（ビッグマンの前を通過）
ハンディカムの宣伝ブースができている。
うろうろしていれば誰か知り合いに出くわすことだってあるのだ。
（大阪駅まで戻り、環状線で弁天町へ。アトリウム、フリーマーケット）
私の機械然とした所作は一部で有名だ。
私の音を立てない歩き方は一部で有名だ。
私はさっきから有名なボブ＝マーリイの歌を歌っている。
（母、父、兄と出会う。車に乗って南港のタワー内の中華料理屋へ。４７階）
足元までガラス張りなので、高所恐怖症の私は少し不安である。
恐怖の余りここから飛び降りる自分の姿を想像し、
その想像とフェティシズムという単語が頭の中で結合する。
（新大阪から帰る兄と地下鉄御堂筋線本町駅で別れ、無人のビジネス街を歩く）
綿業倶楽部のビルはやはり格好良いと思う。
今夜の月はキレイであった。１０時帰宅。
本日聴いたＣＤ：
高橋幸宏 "A Day in The Next Life"
はちみつぱい "センチメンタル通り"
Michael Franks "Abandoned Garden"
Leonard Cohen "Songs of Leonard Cohen"
友部正人 "大阪へやってきた"
- #129 ラクガキをする。 / funai [961028(Mon) 22:42]
-
＜＜ふにゃ。
うーんとですね、マンガに関してはこの数年「四面楚歌」状態で、
まー俺の思い込みかもしれんのだけどマワリの視線がチト冷たかったのね。
で、誰かに褒めてもらえるなら書痙を起こさずにペンが握れるんじゃないかとか
考えてたんだけど、さてはて？...ぽちぽち実験してみるつもり也。
いかんせん今は現実の方がずっと刺激的だからどーにも続かぬとは思うが。
１０時過ぎ起床。夢はみんな忘れた。
パン、紅茶。またチーズが切れてしまった。
メイルとか書いた後、便所とフロに入る。便所紙も切れた。フロは二日ぶり。
フロ上がりに、ビール飲みつつクロッキーブックにちょっとラクガキしてみる。
技術はそれほど衰えてないのじゃが、手数を掛けることに意味が見い出せない。
アシスタントの仕事には俺の技術の大半は過剰（速度のほうがはるかに重要）。
それよりなにより、作業に対する熱意が枯れてしまっている。
失敗することに対する恐怖の念が嫌悪感になって今でも残っている感じ。むー。
さらに何本かメイルを書いた後（こっちのほうが楽しい）、
ハラが減ったので家を出てＪＲで元町へ。
元町。ハックルベリでween見つけて買った。
サントマトで揚げトーフのアンカケ定食。ほぼ菜食である。
三ノ宮のほうへ出て、ボントンでチーズケーキとコーヒー。普通の値段だった。
星電社でマイクを物色するが、結構高いので買うのはヤメ。
例のコースをたどってヒットパレットでコーヒー。本日はシミズさん也。
チラシの裏にラクガキ。あんまりなので自分で笑う。ブキミ...期待せよ＜？
例のコースをたどって帰宅。コンビニで便所紙を買ったぞ。
本日聴いたＣＤ：
Bryan ferry "Mamouna"
鈴木慶一 "男は女の家畜か！"
U2 "Acthung Baby"
レピッシュ "からくりハウス"
Ween "12 Golden Country Greats"（マジでカントリー。アホか、君ら。）
ムーンライダーズ "Animal Index"
- #130 ２〜３日休むぞ。 / funai [961029(Tue) 22:06]
-
ちょっと休憩。ボードで会おうぞ。
- #131 ”草葉の蔭から”。 / funai [961030(Wed) 22:43]
-
（極めてプライベートなものは除かれており、
大体において無作為な逆時代順であり、
しかし実際には積み上げてある順番の為に異同がある、抜き書き。
俺はキーボードを叩いている間に冷や汗まみれになってしまった）
「魂を八つ裂きにしよう」
ＪＲの下りホームの端にひざまづいて
私はソウルを吐いているのじゃよ
知らん人が見たら
水銀を吐いておるのかと思うじゃろうね
別に臓腑を吐いている訳ではない
だから心配ないのじゃ駅員よ
ただ
えづく時にちょっと気色悪い
ロウライフ 君にもできる ロウライフ
尻でパンツを汚そう
救いようの無い夢に
ブルーシートをかぶせよう
私は次の場所を見つけなければならない
私は次の感情を規定せねばならない
私は次のステージに立たねばならない
私は次のバスに乗らねばならない
最後の審判は来ません。
ですからあなた方は
手に大きな石を持って
それでイエスの前歯を砕きなさい。
シルバーシートに仏が座っていたら
窓から蹴り出しなさい。
寺社仏閣に押し寄せて
取り付け騒ぎを起こしなさい。
『本当にね、神戸の方へ...またいらっしゃって下さい』
『井尻輪業』
『ベランダの白いカーテン（窓の外は西地中海である）、
テーブルの上に並ぶ磁器類。
私は病み上がりである。』
『...はてさて、この対決、一体どうなることやら』
『...それで天国ってのはどんな感じだった？』
『参ったよ、やたらチクチクかゆくてさ』
960408.
「永遠に続く落日」
僕と同じように考えないたくさんの人達
僕と同じように悲しまないたくさんの人達
兵庫駅にできたコンビニエンスストアへ行ったよ
いつか話したことがある
水色のソーダを出す食堂のあった所だよ
店の中はいつも照明が足りなくて
客の男達はいつも少しだけ疲れていたんだ
和田岬線の列車が日に７本しか出ないもんだから
みんなだれちゃったんだろうね
はるばる大阪から出てきた僕だけ
一人ではしゃいでたものさ
ホームの向こうは引込線跡の原っぱで
しょぼしょぼ小雨の降る昼間にそこを
君が駆け回って笑ってる夢
僕は何度も何度も見たよ
（大きなビルが建ったのは知ってるよね？
犬を散歩させるところがなくなって気の毒だよ）
コンビニエンスストアはとても広くて明るい
おまけに薬だって売ってる
明日の朝の食べ物を買うにもとても便利
僕はマンガ雑誌も買ったよ
ゴルゴ１３の載ってる奴さ
違うよ
なにも終わってやしない
ただ何もかも変わってしまっただけ
地震が根こそぎにしてくれなかったとしたら
僕はどんなに打ちのめされただろう
君がいなくなってしまったこの街に
...ああ、あれかい？
ぶちまじりのトラ猫がくわえて逃げちゃったよ
ぴゅーっとね。
とっくに熱死した言葉達の中をかき回して
私は 私の信仰を取り戻そうと試みた。
ある時には それはほとんど愛みたいだったし
ある時には それは清潔なフレームだった。
960309.
「近鉄車中」
ひとり ふたり さんにん よにん
駅にたむろしてる女子高生たち
ブレザー着て ジャンパー着て
かわいい子もブスの子も
ごにん ろくにん ななにん はちにん
たのむわ あそこの病院で死にかけてる
おっさんをひとりばかり救うてやってくれや
「待機室で」
足を投げ出してモーパッサンを読む俺と
ＩＣＵでオムツをつけた親父殿が
長い長い夜をぶっ飛ばすのだ。
960328.
「イボ」
俺は君に
俺の弱点を握って欲しかった
どれだけ絵筆をふるっても
ぬり潰すことの出来ない白色の点のことだ
だらだらと日々を乗りこなす間にも
俺は背中に輝く点の視線を感じ
恐怖で全身の皮膚は熱を持ち
その表面はいつも溶けかかってぬるぬるしていた
俺はそいつをこすり落とすために五年を空費し
恐怖から逃れるためについには不機嫌になった
電車やコインランドリーの中で
恐怖を怒りとすりかえる時に
俺は初めて安らぎを味わう
君は俺が何を恐れているのか知ろうともしなかったね
君は理解しなかっただろう
何も
俺はただ
背中の真ん中にこり固まった狂ったイボを
君の小さな指で押えてかくして欲しかっただけ
宗教右翼と徹底抗戦せよ。
我々こそが神の軍隊である。
「フクスケ」
何だっていわれても困るんだけど
寝そべってたらたまたま
手の届くところに君の耳があっただけだよ
だからちょっとつまんでみたんだ
でもそれだけじゃちょっと足りなかったから
そのままぐいっとねじってみたんだよ
もう僕は不安じゃないから
こんなの理不尽だって思うのなら
君 気が済むまで僕を怒ってもいいよ
960317.
「クワタ１号」
スイッチを切られてはなばなしく空中滑走
老いぼれて死ぬまで世間様とセーフ
常に指令に備えて待機せよ
やり場の無い怒りをエラの辺りから蒸気でアウト
恐れおののいてジャンプしてジャップがジョーク
水平に落下しているのだよ 我々
ジャストな範囲で盛りあがる志望の動機
吉田町のバスターミナルで幼女に欲情
『これこれ何をしてますねん、あきまへんがなあんさん』
「その件につきましては...」
私は今机の前に立っている
手にはミニコンポのアンテナ線を
丸めた人差指と親指でつまんで
それを動かしながら私は
ＮＨＫ＝ＦＭのクラシック特集を聞こうとしている
手の動きはさながら手旗信号である
そして手が届かなくなると右に左に
私はカニのように大きく一歩動く
昨日 父は集中治療室から退室した
私は既に安らかである
大して褒められたことでもないが
それがどうしたというのだ？
日々腕を旋転させて
ああ しかし私は
もうあきらめてＣＤを聴くことにするよ。
人間らしいことがしたいなんて
別に思ってやしない
ただ水があればなあと
思っているだけ
次から次へと降りかかる
言葉だの詩だのをかわしながら
俺はぎりぎりの低空を飛行した。
ここより下には詩はない。
上空を飛ぶ巨大な爆撃機は
優雅な物腰で考えこんで見せたりして
口にいっぱいふくんだ水を噴き出すように
俺はやみくもに言葉を射ちまくる。
欲しいものがある時
俺は一度だけジャンプしてみるのだ
全力で。
二度とはくり返さないその訳は
高射砲が発明されたのを知ってるからだよ。
「ふつう」
熊手をふり上げて空をさっと一かきすると
いっせいに雨がこぼれ落ち
辺りはたちまち闇に包まれる。
たった一人 東須磨駅で
下り電車を待つ僕。
「ジェットコースター」
好きなところに行けなくても
スピードがあれば俺はＯＫ
マイカーより
ジェットコースター。
960222.
「卑怯者達」
解るよ 君は忙しかったんだね
僕にも経験があるよ
きっと先週なら良かったんだね
僕もうっかりしていたよ
そうやってただ黙って立っているのは
君が寛容な人だからなんだね
960218.
「次第に立場を悪くしていく俺のバラッド」
ａ）
蓮の花の上がお似合いのヤングなピープルが
世界中の人々から安否を気づかわれているその頃
閉店前のめるへん珈琲店を出た俺の
その後の安否は別に誰ぞに気遣われる訳でもなく
俺は満月を期して烏原の水源池へ近づいていく。
ｂ）
背後から襲撃を受けた俺はコンクリの護岸から転落する。
月の昇る刻限を計算に入れなかった軽率さが悔やまれるが
今の今 そんなことは問題になり得ない
鼻から水が逆流して来たのだよ
ｃ）
水は臭くはないが口の中で異様な味覚を与えて唾液を押し流す
鼻に入る水を排出しようと第二音節の無いしゃっくりをくり返す
俺のむくれた顔面を『物語』は棒のようなもので殴り続け
例によってスローになった頭の中で俺は
国道の西からトラックが近づくのを聞きつけてほほ笑む。
ｄ）
『物語』は厚顔無恥のバレバレ大変装で
相変わらず元町で北野で小粋な笑顔で人差し指をシェイク
貯水池に沈む俺はといえば
どのみちいずれ浮き上がってくるのだから
特に安否を気遣われることもなく
天気の良い日中には水の上に向け あぶくを吹き出している
ような 今日 この頃。
（...もう十分だろう。俺もクタビレた。殆ど打ちのめされている。
最後の断片は
未完成のマンガ「もうだめだ」の序文として考えられた）
美 と美術 の
トップランナーと周回遅れ の
快楽 と幸せ の
社会 と共同体 の
路上 とアウトドアの
見分けをつけることもできない
そんなあんたに。