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単記事選択: #70

#70 いろいろあった。 / funai [960831(Sat) 01:27]
<<なんか知らんがやけに蒸し暑かったなあ、今日は。
 
昼前に起床、パンとチーズと紅茶。ちょろっとBBSとか見てから家を出る。
おりょ、ポストになんか入ってる。あ、佐川急便だ。どっかのCD-ROMか雑誌が
届いていたらしい。インターホン鳴らしても俺の部屋からは聞こえないのよ。
また電話しないとなあ。面倒。
 
さて、今日はまた伊丹です。市立美術館の「ジェームズ=ギルレイ」展を見るのだ。
誰か誘おうかと思ってたけど、結局例によって俺一人です。うむむ。
JRで三ノ宮、阪急に乗り換えて伊丹の仮設駅。電車賃を払ったら所持金80円。
銀行に行きたいんだけど、どこにあるか判らん。ま、先に美術館じゃ。
 
裏道沿いにてくてく歩いて美術館に。招待ハガキあるからここはお金いらないのだ。
で、2階から見て回る。なんかすごい人。やっぱり最終日前なのがマズかったか。
夏休みの宿題のレポート書きに来ている小学生とかおっちゃんおばちゃんで一杯。
と思ってたら、呼びだし放送。おばちゃん連が全員消えて、静かになった。
 
とりあえず、見る。うげー、エグい。
ギルレイって人は18世紀後半イギリスの風刺画家なのだが、ものすげーバッド。
「悪魔にでっかいフォークで串刺しにされてうんこもらしてるナポレオン」とか
「虐殺したアカンボの足をヒモでゆわえてローストにして食うサン=キュロット」
とか、そんなんばっかし。大変なんすから、もう。
こんなもん真剣なふりして見てるおっちゃん&おばちゃん、気の毒に。
子供諸君、これ見て一体どんなレポートを書くのであろうか。う〜ん、先が楽しみ。
 
絵そのものはそういうわけで結構楽しいんだけど、ここにも「学芸員の解説」が。
「少女(イギリスを表わしている)の若々しい張り切った臀部に足をかけた男が...」
とか、「見りゃわかるわいボケ」とゆーよーなしょーもない「絵解き」のパネルが
いちいち絵の側に掛けてあって目障りこの上無し。バカにしてんのか、くそー。
「若々しい張り切った臀部」だろーが「老いさらばえたシナシナの臀部」だろーが
そんなの見るもんの勝手だろーが、こ〜の尻フェチ学芸員め。けっ。
 
とかブツブツいいつつしっかり全部見る。地下の一般展示のドーミエも見る。
一階玄関の森口さんの彫刻も見る。極彩色の部品が無かったら上品なのになあ。
ま、この居心地の悪さがポイントなのであろうが。
なおもブツブツいいつつロビーでネバる。ああ、いかん、ノド渇いてきた。出るか。
 
といっても、銀行に行かないと自販のジュースも飲めないのである。元宮前商店街の
まんなか辺を突っ切って西へ歩く。本来の阪急伊丹駅の向こうに第一勧銀があった。
あー、やれやれ。「Hiro」でチーズケーキとコーヒー。
「チーズケーキはソフトでしょうかハードでしょうか?」「はあ?」
てっきり「ハード」ってのはいわゆるベークトのことだと思ったので「ソフト」を
頼んだが、実はチーズの種類が違って「ハード」の方が「チーズ度高」なんだそうな。
うーん、しまった。「ソフト」うまかったから、機会を見つけて「ハード」もぜひ。
コーヒーもそこそこ。んが、10人以上いる客がなぜか全員おばちゃんなのであった。
 
元々の阪急駅ビル商店街「タミータウン」が仮設営業してるのでちょっと覗く。
新長田の大規模仮設店舗とかと違ってけっこうキレイ。なんか違和感が。
よく行ってた国道沿いの楽器屋まで行ってみたら、スタジオ専門になってた。
しかたないのでまたUターンして河合楽器でギター弦とワインダーを買う。
タルマンの方、「指疲れんのヤだ」ってんでスーパーライトゲージにしたのだが
やっぱりあまりに軟弱で弾き応えが無いので046から010のにする事にした。
ちなみにテスコの方は056から010である。指がしんどい。
 
またまたJR伊丹駅のほうへ戻る。白雪のビアレストラン、いいなー。
「ARIO」内の本屋、喫茶コーナーが無くなってる。本の揃いも単調になった。
音楽雑誌のとこで「Quick Japan」発見。0号の頃はほとんど同人誌だったのに、
こんなとこにまで並ぶようになったか。もーかってよかったね。
 
JRで川西池田へ。阪急の食料品売り場を見たりとか。粒胡椒入りのスモークチーズ、
欲しかったけど結局買わない。あと、本来の駅前市場とか(さびれまくり)高架に
なった能勢電鉄の線路跡とか見る。
 
えーと、俺、よくJR神戸線の車内で「窓に貼ってある広告ステッカーを貼り直す人」
に会うのじゃ。野球帽をかぶった若い男で、ショルダーバッグの中にいったん剥がした
ステッカーを詰め込んで車内中走り回ってステッカーの配置を変えていくのである。
最初に見たときは「はー、あーゆー仕事もあるんだなー」とか思ってたのだが、
よく考えるとんな仕事がある訳はないので、つまり「ボランティア」なのである。
「やいやいやいやい」とか叫びながらどんどん張り直していく、
その配置になにか法則性があるのかと思って観察したがどうも俺には判らんかった。
聞いてみようにも目は明白に「あっち」へ行ってしまっているし、まーそれにしても
俺はその人のファンなのであって、車内で一度ハガした跡のあるステッカーを見る度に
「よーし、俺もがんばろう」と元気を出したりしているのじゃが、
なんでこんなこと突然書いてるのかというと、会っちゃったんだよ、川西で。
意味不明の叫び声を上げながら阪急の駅入口に突入していきました。う〜〜ん。
やはり縁があるのかも知れん。しみじみ。で、俺も阪急に乗って、今度は石橋へ。
 
石橋。「権八」でモリソバ、しかるのち「V7」でドライカレーとコーヒー。悪食。
「ブルー=ハイウェイ」上巻読了。「らんぷや」とか見てから、宝塚回りで神戸へ。
宝塚ー西宮北口間でイネムリ。ひさびさに「プログラムの夢」を見た。
 
もう何年も前、最初マレニが「プログラムの夢」と言ったときに、俺は
「あー、プログラムをしてる夢か」と答えたのだが、違うんである。
マレニによると「視界いっぱいブラウン管状態」になって、そこにプログラムが
ただもうひたすらにリスト表示されているのをデバグ&修正している夢なのである。
「あんた、そりゃビョーキだよ、ビョーキ。わははははははははは」
とか言ってた当の俺がそっくり同じパターンの夢を見ることになろうとは。
今日はかなり実用的なルーチンをひとつ組み上げたが、目が覚めたら忘れた。
実に、惜しい。
...そこのプログラマの人、あなた「プログラムの夢」見ませんかあ?
 
だいぶ遅くなってるのにわざわざ新開地で途中下車してヒットパレットに寄る。
う〜〜〜〜〜ん。いかん。「反省心」がないのか俺には。ないか。ははは。
 
本日聴いたCD:
  • 友部正人 "にんじん"
  • Ian Dury "Lord Upminster"
  • Frank Zappa "Sheik Yerbouti" ああっ。なんでこんな長いんだ今日は。
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